セラピストは、患者・利用者の変化点や改善箇所によく気が付くようになります。
会話より表情やしぐさで今日調子悪いな・・・など、臨床経験を積むと身についてきます。
セラピストは繊細さんが多い職種かも・・・
HSPとは
最近「HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)」という言葉をよく聞きます。
場の空気を読みすぎて疲れ果てて、夕方にくたくたになってしまう
※一つでも当てはまれば、人疲れしやすい繊細さを持っている可能性がある
□雑踏や人混みは、気疲れするので好きではない
□大勢の人と一緒にいて、ぐったり疲れて1人になりたいと思った
□雑踏や人混みに出かけるのは、できれば避けたい
□雑踏や人混みに出かけて、気分や体調が悪くなることがあった
(「繊細な心の科学―HSP入門」より)
感受性が強く、人付き合いがしんどくなってしまうひと・・・
HSPとは、1996年にエレイン・アーレン博士が考案した、
ハイリー・センシティブ・パーソン(Highly Sensitive Parson)の略です。
感受性が強く、いろいろな刺激を受け入れやすい人達のことをHSPといいますが、
5人に1人の割合で存在しているといわれています。
病気や障害ではありません。
まったく、関係がないわけではないと思いますが、過剰に何でもHSPと
結びつけるといった考え方は危険ですね。
心理学上での概念であり、精神的な病気などを扱う精神医学的な考え方ではないので、
誤解をしている方も多いです。
HSPについては、心理学上の概念であり、チェック表は診断を目的としたものではありません。
HSPの人たちは、チェック表の項目に、当てはまっているだけのひとです。
HSPとうまく付き合う方法
HSPは、繊細や感覚に優れてしまう人。
だから職場の空気や他人の気持ちを読み取ってしまいストレスを感じやすいんです。
HSPと付き合方法はこちらを参考に、まずは3つ
- 発言の内容を考えすぎない
- 不安があれば少し落ち着くように深呼吸
- 連絡の頻度を減らす
ストレス解消方法はゆっくりできる時間を作ることです。
深呼吸では、空気の流れを考えるように・・・
吸ったときは・・鼻から空気が入っている感じを感じて・・
吐くときは・・・口すぼめをしてゆっくり口から吐く・・・
呼吸だけに意識しましょう。ゆっくりすることで、
副交感神経が優位となりこころが落ち着き始め、リラックスしてきますよ。
まとめ
HSPは欠点ではなく、気持ち的な資質です。
現代社会で生きづらさを感じやすいのも間違いありませんが、
リハビリスタッフ数が多い職場では、まわりに流され、
いろいろな情報が入ってきて、なぜか気持ちだけが焦ってしまいます。
ただ繊細さんが悪いと感じないでください・・・。
患者・利用者のことや職場内で気付きが身について、臨床で発揮できる可能性もあります。
なので、HSPのとらえ方としては、
「弱みではなく特徴であり、特徴をカバーしながら臨床業務や人生を過ごしていいのです」
そのくらいのスタンスを持ってもらえたらと思います。
自分はHSPで繊細さんなんだと過剰に思い込みすぎないように・・・
この敏感さが異常に強くなり、突っ走てしまう可能性があります。
まさに思い込みから作られる場合もあります。
なので、もちろん自分がHSPであることは理解しつつも、
それを思い込みすぎないようにしましょう。
この記事が繊細さんに少しでも参考になれば幸いです。
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