エコーチェンバー現象を聞いたことがありますか?
職場内でも案外「ありがちなこと」かもしれません。
手技や方法が確立されていないが、即時効果でこれをしたら・・
こんなによくなりました。
などを広告しているものや、小集団が形成されているかもしれません。
エコーチャンバー現象は、閉鎖的空間内でコミュニケーションを繰り返すことで、
特定の信念の増幅または強化されてしまう状況のことである。
「エコーチェンバー現象」について
今回は、SNSでよく見られる現象でエコーチェンバー現象の意味や危険性、
対処法について記載します。
エコーチェンバー(Echo chamber)とは、元々「共鳴室」を意味する言葉です。
閉じた空間で音が響き渡るよう設計された部屋のことです。
SNSでは、同年代同士や同業者など、似た価値観や環境の者同士がフォローしあったり
「友だち」になったりとつながることが多いものです。
それにより、SNS内で同じ言説だけが耳に入って来るようになり、
それが真実であり正しいことだと信じ込んでしまうのです。
この状態を「エコーチェンバー現象」というのです。
エコーチェンバー現象の問題点・危険性について
閉じた関係性の中にいてコミュニケーションを繰り返していると、
自分の周りにある言説だけが真実であるような錯覚や洗脳されているかもしれません。
それ以外の言説がある可能性に思い至らず、
特定の考えに凝り固まってしまう危険性があるのです。
攻撃的な意見や間違った情報が広まる原因となるとも言われています。
エコーチェンバー現象から脱するには
SNSでは価値観が似た人とつながりがちであり、
周囲で見聞きする言説は偏っている可能性が高いことを知っておきましょう。
そして、メディアなどで意識的に様々な言説に触れるようにしましょう。
自分とは違う視点や立場、考えなどについて理解できるようになるはずです。
今後の考え方は、「こうあるべき」にとらわれないように。
「そうかもしれない」と・・・
自分の思い通リに行かなくても、柔軟性を養いましょう。
柔軟性を身に付ける方法は、まず過去を変えることはできませんが、
過去の経験の解釈を変えることは可能です。
過去をトラウマにせず、経験にしていきましょう。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
コメント