将来、地球全体が危機に陥る。
地球温暖化が注目されているが、世界各国が【食】について議論している。
「プラネタリー・ヘルス・ダイエット」と名付けられた食生活。
世の中に数多くあるダイエット法があるが、1日2500キロカロリー摂取でき、
地球温暖化に個人として取り組め、継続して取り組めそうなダイエット法である。
報告書では、「食料について、人間の健康と地球の環境持続可能性を
最大限に高めるための唯一かつ最強の手段。
しかし、食料は人間と地球の両方を脅かす存在となっている」
世界的な食料システムを「抜本的に変える」よう呼びかけている。
世界16カ国37人のさまざまな分野の学者が、環境状態を向上させ、
健康促進を図るには、どのような食事をとるのが良いかをまとめた。
科学的根拠に基づき、全粒穀物、豆類、果物、野菜を含む食生活に切り替え、
食事と食糧システムのあるべき姿は、地球上に住む全人類に向けて提示した。
プラネタリー・ヘルス・ダイエットでは、肉、魚、卵の消費を抑えるほか、
砂糖や精製穀物、でんぷんを大幅に削減した食生活が推奨されている。
世界保健機関(WHO)によれば2016年時点で、
世界の18歳以上の21億人が太りすぎか肥満だ。
日本の食品ロス
日本の「食品ロス」 約612万トンのうち、家庭からは約284万トン
国民1人当たり1日 約132g ※ 茶碗約1杯量に相当
年間 約48kg ※ 年間1人当たりの米の消費量(平成29年度)
世界の食品不足
8億2,000万人以上が栄養不良。
子どもでは、1億5,100万人が発育不良、5,100万人が衰弱した状態。
病んでいるのは人間だけでなく、地球環境も同様だ。
環境に最も負荷をかけているのが、食糧生産。
世界の土地の40%が農地として使用され、
畑や牧草地として開墾が行われた結果、生態系は破壊され、
生息する動植物は絶滅の危機に追いやられている。
水については、70%が食糧を作り出すために費やされている。
温室効果ガスの全排出量の30%は食糧生産を行う過程上で出ている。
プラネタリー・ヘルス・ダイエットの食事内容とは、
皿の半分は野菜、果物、ナッツ類。
残り半分は全粒穀物、植物性タンパク質(豆類)、不飽和植物油を主にし、
少量の肉と乳製品、添加糖分。
一般的に現在の2倍の果物、野菜、豆類、ナッツ類をとり、
反対に添加糖分と赤身肉を50%以上減らす必要があるといわれている。
プラネタリー・ヘルス・ダイエットを実行すれば、自然環境にも変化をもたらすとされている。
プラネタリー・ヘルス・ダイエットは健康と地球環境を考えているのが特徴。
この記事が○○ダイエットに取り組んでいる人や、
地球環境に少しでも関心を持っている方の、参考になれば幸いです。
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