ロボットアシストウォーカーRT.2を使用した利用状況について。
入院中に介護用品をレンタルする時にセラピストが評価して、
アドバイスを行い、実際に使用することが多いです。
退院後に、継続した使用状況を病院勤務のセラピストが経過を知ることは少ないです。
介護領域現場で働くセラピストとして
実際に使用した感想や注意点をまとめてみました。
ロボットアシストウォーカーRT.2
特 徴 | 上り坂はアシスト、下り坂は適度に減速。 傾斜路では片流れ防止、速度検知で自動ブレーキ等 安心安全に歩行可能。 |
注意点 | ・使用時に電源(スイッチ)を入れる必要がある 電源を入れなければ、重たいシルバーカー ・本体よりバッテリーを取り外し 付属充電器で充電する必要がある |
【症例紹介】
80代後半女性 独居 一軒家持ち家(2階建て) 敷地内に蔵がある昔の家屋
道路より玄関まで数mの緩やかな坂で砂利みち。以前はシルバーカーを使用してデイ利用。
ADL 室内:独歩伝い 屋外:シルバーカー自立
アシストウォーカーRT.2を使用してから2週間(デイ利用時)
・歩行開始時に電源スイッチを押す習慣が身についていないため、使用時声掛けが必要。
・バッテリーの取り外しが難しいとのことで、充電ができない。
・デイ施設内での移動や取り回しなど操作には問題ない。
緩やかな坂道ではアシスト機能で楽に移動ができると感想あり。
しかし、使用時にアシストの電源スイッチを押せるかが課題となる。
アシスト電源を押さないと少し重たい押し車となっている。
バッテリー充電も施設で充電すれば数日間バッテリーは持ちます。
まとめ
介護用品のレンタルを利用する利用者が増え、便利な機能も付き
操作性もよくなったが、利用者が実際に一人で使用する場合には、
取り扱いに不慣れな場合が多く、その機能を使用せずに使用している場面が多い。
今回の記事が適切な介護レンタルの提供につながれば幸いです。
コメント