通所デイ利用者の感染対策・対応について

臨床

各施設の感染対策は?
利用者の身体機能低下は?

新型コロナ感染が収まらない中・・・
リハビリを実施するものの、不安を抱えてリハビリを行っているスタッフは
多いと思います。

施設運営上利用者を確保しないといけないけど、
しかし利用者が感染してしまったら・・・
施設スタッフが感染してしまったら・・・

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コロナ感染対策・対応について

利用を控える理由として本人・家族の希望、施設側からの依頼などがあります。

施設を運営する上では、感染対策が重要となります。

施設でできる対応

本人・利用者への感染対策を周知する。
スタッフの検温や消毒やソーシャルディスタンス、
レクリエーションを控え、新聞雑誌を読みまわさないなど・・・

リハビリスタッフにできることは、利用者介入ごとに
手指消毒・物品清拭などの対応となります。

通常型規模でのデイ利用人数は30名程度。

緊急事態宣言直後は、半数程度となり夏場になっても2割減となり、
回数を少なくしたり、地域の感染者数が多くなると休む場合も多く、
コロナ以前の状態にもどってないと聞きます。

個人的には、職場内感染させたくない・・・、高齢者への感染が不安・・・。

ある法人は、利用者・家族には少しでも不安が減るよう声掛け、感染予防対策、
感染対策内容を書面にして利用者宅へ発送しているなど、利用自粛に対しての
対策をしている事業所もあるようです。

あまり聞かない訪問代替え

訪問代替って、デイと全くサービス内容違うため、利用者もケアマネも戸惑い、
リハスタッフも初めての訪問業務で戸惑い・・・

ある市では、市の担当者へ確認をすると「同等のサービスを提供しないとダメで、
1~2時間の算定なら最低1時間はいないと同等とは言えない」とか言われ・・・

それなら件数が回れない・・・・。

このままデイを継続してサービスを提供し、利用者・家族、ケアマネなど地域の方々にも配慮し、
施設職員の生活も守りながら不安に対して、どのように対策を講じていくか、
適宜対応する必要があります。

秋から冬季にかけて、感染が再度拡大するおそれがあります。
感染拡大の中で「社会生活を維持する上で必須の施設」となります。

地域によっても新型コロナの感染状況は違うので、対応も変わると思います。
市区町村の行政はその後の対応についても示されると思われます。

また、過剰な反応はせずに冷静に行動・対応を心がけたい。

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利用自粛をした利用者に対しての機能評価

緊急事態宣言で利用を控えるケースが多くなり、ケアマネより「日常生活の介助が必要となった」
「家族の介助が増えた」「動きが悪くなった」と報告を受けることが多くありました。

事業所の休業や利用自粛は、自宅で介護する家族の負担増を招いたケースが多い。

事業所の休業や利用自粛で、リハビリができなくなった利用者の身体機能が悪化することを
まとめてみました。

緊急事態宣言によりデイ利用を1週間以上欠席したことがあるひと
自粛前後の身体機能の変化はこれです。

1番は、「歩行の低下」

2番目に「階段昇降」

3番目は「移乗:車いすからのベットへの移乗」

この結果より、廃用による下肢筋力低下が推測される。

歩く機会が減り、屋外への外出もなくなり、
介護度の高い人は、座る・起きる機会が減っている。

デイを再開した利用者の身体機能低下が多くなったことで、
何を評価していけばいいのか。

筋力の評価も大事ですが、動きや動作の再確認が必要となってきます。

歩き方が変わっているかもしれない・・。

階段昇降の方法の確認が必要・・・。

車いすへの移乗では、介助方法や動き方のコツを再検討する必要があるのでは・・・。

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まとめ

セラピストは、今後も継続してコロナ感染対策を講じていくこと、
利用者への機能評価・対応を行い、
なお一層の専門性を発揮して、利用者・家族への対応を行い、
セラピストとして責務を全うする責任があります。

医療従事者として、日常から感染対策を意識して対応して、
関わっていきましょう。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

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