リハビリ拒否の対応方法?

臨床

はじめの一歩・・・

コミュニケーション対応
さまざまな理由でリハビリを拒否してしまう患者さんを経験することがあります。

リハビリスタッフや看護師さん実践
「いかに関わっていくか」が重要となります。

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コミュニケーションのコツ

まずは、患者さんを「観察する」こと
「ことば」はリハビリ意欲を向上させます。

行動に移ったら、さりげなく誘導する。

リハビリを拒否する患者さんには、共感の気持ちやしぐさで伝えよう。

コミュニケーションというと、患者さんとお話しすることで精一杯となります。
患者さんの思いを傾聴すること?

患者さんとの関わり方が一人ひとり違うように、スタッフによりコミュニケーションの
対応はそれぞれ違います。

コミュニケーションの際において、確認すべき観察ポイントがあります。
それは、表情や声・しぐさです。

入院・入所している患者さんは、表情や声・しぐさからくみ取ることができるでしょう。

表情から読み取る
いろいろな思いは、表情に出ます。
リハビリ中に笑顔で接してくれる患者さんは、普通に笑顔である、
スタッフに対して良い印象を持ってもらいたい、あるいは自分を重要視してほしい、
という思いが感じられます。

セラピスト側も笑顔で接してみましょう。作り笑いでも楽しくなる
「表情フィードバック」が実証されています。

拒否する患者さんは、笑顔で話していない、いらいらしている・・・
患者さんご自身が不安や心配ごとを抱えていることも考えられますし、
結構病院の決まりや規則に不満を持っていることが多いです。

声の大きさ
コミュニケーション中の声も、表情やしぐさと同様に患者さんのこころが表れます。

明るい声で返答ときは、安心を感じ取ることができ、ほっとしますね。

一方で、病棟の看護師さんと淡々とした声のときは、平常であるケースや、
不安や不満が声に出ている可能性が高いです。

また、暗く沈んだ声、あるいは弱々しい声であった場合には、痛みや苦しみ、
不安や体力の衰弱が考えられます。

リハビリ室での大声をあげる場合は、場所を変える。
自室へもどると、落ち着くことが多いです。

そのような場合は、自分ひとりで解決しようとしないことです・・・
なぜなら、よりよい結果を生むことになることが多いためです。

目線のコツ
患者さんとコミュニケーションでは、目線を合わせることは大切。
しかし、目線を合わすためとはいえ、どんな姿勢でもいいというわけではなく、

不満を言っている人には、目線を切らない。ゆらゆらと体が揺れないように・・・

言われている方もストレスとなり、
どのように「かわすか」という行動となってしまいます。

「いかに関わるか」を考えて対応しましょう。

入院時によく顔を合わせてきたスタッフや
入院・入所時に説明をしたひとがKeyとなることが多いです。

「ことばの力」はリハビリ意欲を向上させる。
リハビリは、頑張れば頑張っただけ、誰でも同じ結果が得られるというものでは
ありませんが、同じような症例でも、リハビリによってADLを上げられます。

一時は回復しても、その後も継続してリハビリを行わなければ廃用により機能低下が
十分に考えられます。

そうした患者さんの心情に寄り添うために重要なこと、
医療従事者として共感することにあります。

共感は、ただ患者さんの思いをくみ取るだけではありません。

一生懸命に取り組むことが、相手に伝わります。

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対応にストレスを感じたとき

リハビリを拒否する方を担当したときはストレスを感じ、
「今日はどうだろうか」と考え、不安など多いと思います。

しかし、そのような仕事内容で悩んだときは、

誰でもできることではない・・
誰かがやらないといけないことをしていると考えよう。

自分の仕事に価値を見出してみましょう。

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まとめ

人はだれしも、「言葉をかけずそっとしてほしいときもある」と思います。

そういう気持ちを確認するためにも「言葉で伝える」ことは重要。

共感の気持ちを「言葉にして」伝えてみてください。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

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