浴室が寒いけど浴室暖房代はいくら?ヒートショックになりやすい人の特徴と予防対策

健康

ヒートショックとは、血圧が急に高くなり負担となり、
脳梗塞や心筋梗塞などの症状が出現する可能性があります。
浴室暖房の使用をためらう人が多いです。

浴室暖房の電気代を知れば、使用する人が多いと思います。

特に高齢者では、血圧を保つ機能が低下するため、
ヒートショックのリスクがいといわれています。
近年、ヒートショック症状による浴室内で溺死も増加傾向。

この記事が参考になる人
ヒートショックの「症状」「なりやすい人」
「浴室暖房の電気代が気になる人」

特に浴室暖房を使うのに電気代が気にして使用を控えてしまう人。
浴室暖房の電気代について解説します。
ヒートショックの理解を深め、電気代がわかれば使用をためらわずに済むため、
突然襲う症状を予防できる可能性があります。

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ヒートショックについて

浴室内の温度差によって血圧が変動することで、全身の血流量の減少を招きます。
その結果、脳梗塞や心筋梗塞などを引き起こしてしまう可能性があります。
最悪の場合、死にいたります。

人間は暖かい場所から寒い場所へ移動したときに身体が小刻みに身震いをします。
実はヒートショック症状です。

特にヒートショックは入浴中に発症しやすいのです。
寒い脱衣所から温かい浴室へ、また熱い浴槽に浸かることで、ヒートショックが起こるのです。
冬場の寒暖差が大きいため注意しなければいけません。

ある年では、ヒートショックによる高齢者の死者数は年間7,000人以上。
消費者庁の調べによると、高齢者の不慮の事故による死因は「転倒・転落」
「誤嚥等の不慮の窒息」「不慮の溺死及び溺水」の順に多いことが報告されています。

この「不慮の溺死及び溺水」の7割は浴槽で起きています。
入浴中にヒートショックを引き起こし、浴槽で意識がなくなったと考えられます。

身体は気温の変化に合わせて体温調節をします。

寒いときはブルブルと身震いをして熱を作ります。
そして体の熱を逃さないように、血管を細くして血流の量を減らします。
血管が縮むことで、血圧が上昇します。

反対に暑い場所では、熱を逃すために血管が広がり、血圧が低下するのです。
急な温度変化は急速に血圧が上下するため、体に負担がかかります。
そうするとめまいや立ちくらみなどの症状が出現します。

さらに脳梗塞や心筋梗塞につながることもあります。

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ヒートショックの症状

ヒートショックになったときの症状はさまざまです。
症状・めまい・立ちくらみ・呼吸困難・胸の痛み・頭痛
嘔吐・意識の消失・ろれつが回らない


立ち上がれないなど浴槽内で救助する場合は、まず浴槽の水を抜いてください。

ヒートショックになりやすい人の特徴

ヒートショックになりやすい人の特徴をまとめてみました。
当てはまる人は注意してください。

不整脈・高血圧・糖尿病などの疾患がある方は、
高齢者でなくてもヒートショックになることがあります。

ヒートショックになりやすい人の特徴
65歳以上の高齢者
高血圧・糖尿病・動脈硬化・不整脈がある
冬場は浴室や脱衣所、トイレが冷える家屋構造
飲酒後に入浴する
熱い湯温や一番風呂を好む
入浴の時間が長い

ヒートショックを予防する対策

ヒートショックにならないために、予防策を紹介します。

ヒートショックの予防策
脱衣所や浴室を暖めておく
湯温は41度以下、長湯しない
飲酒後、服薬後の入浴は避ける
入浴前後の水分補給

脱衣所や浴室を暖めておく(浴室暖房を使用する)
ヒートショックは温度差で起こります。

部屋と脱衣所の温度差を防ぐために、冬場の脱衣所と浴室は
あらかじめ温めておくことをオススメします。

脱衣場や浴室が寒いと感じる場合は暖房機器を取り付けることをおすすめします。
なお、トイレにも暖房便座を取り付けることも検討してください。

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気になる浴室暖房の電気代

ヒートショック対策のリフォームと費用
効果のあるリフォームとその費用を紹介します。

浴室暖房の設置
浴室暖房を設置することで、入浴前に浴室を暖めておくことができます。

浴室暖房の設置費用は5万~15万が目安です。
なお、暖房の設置に関して介護保険の適用はありません。

浴室暖房とは
「暖房」の他にも「乾燥」「涼風」「換気」の機能を備えているため、
雨の日には浴室に洗濯物を干し、「乾燥」機能で洗濯物を乾かすこともできます。

予備暖房機能(1300W)の電気代は1時間あたり35.1円。
1日2時間、1カ月使った場合、電気代は2,106円となります。

便座の暖房機能設置
早朝トイレの便座で寒く感じることは多いです。
用を終えると急に体が冷えて、早朝などに心筋梗塞を起こすことが多いです。

暖房便座を設置することで、便座を暖かい状態に保てます。
暖房便座の設置費用は2.5万~10万円。

一人暮らしや高齢夫婦で入浴が不安な方は、
入浴の入り方や順番は、人それぞれ。入浴時に目が届きません。

入浴の不安がある方は、デイサービスでの入浴サービスの利用をおすすめ。
冬場のみの利用もできます。

担当ケアマネに相談してみましょう。

デイサービスでの入浴サービスは、介護認定を受けている方しか利用できません。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

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